SaaSとは

SaaSとは何か、先日SaaS事業の立ち上げを検討している企業の案件を扱ったのですが、

ネットでSaaSとは何か、、検索してみたところ説明が難しくて困惑しました。

IT業界は「ビジネス」と「技術者」この二つの側面で成り立っています。

SaaSとは何か、、などの記事は技術サイドの視点で記載されている記事が多かったので、ビジネスサイドにもわかりやすいSaaSについてアウトプットしていきます。

よって、技術者というより、「就活中の学生」「商談先の顧客の業界を調べる」など、そういった目的でこの記事を読んでください。

SaaSとは 簡単にまとめてみました。

またSaaS商材を取り扱っていくうちに、一つの課題に当たりました。

SaaSにはBIZ・DEV・OPSこの三つを連携させている企業のSaaSプロダクトが成功している気がしています。

その記事については別で記載します・・・

SaaSとは何か

ひと昔まえの会計システムをイメージいただくと分かりやすいかもしれません。

会計システムを開発する企業がいて、その会計システムを企業に販売する。

顧客となる企業はその会計システムを自社のサーバーを用意して管理して、自社のPCで利用する。

これがいわゆる従来型のソフトウェアです。

よくオンプレミス型とかって言われたりします。

SaaSはシステムを買って、自社サーバーで管理するというものではなく、サブスク型で利用するサービスといった方が伝わりやすいかもしれません。

今の会計システムはクラウド奉行や、楽々明細など、自社でソフトウェアを管理しなくても、SaaS業者が管理してくれて、月々の支払いで利用できる。

こういった商材をSaaS型のソフトウェアと言います。

よくマルチテナントって言われたりします。

SaaSのメリット

SaaS提供側

・開発、メンテナンスの効率化

・新規顧客の獲得

・安定した収益モデル(ストック型ビジネス)

開発メンテナンスの効率化

従来のソフトウェア型だと、顧客事に利用環境を異なってきます。

そのため、バージョンの更新をするだけでも一苦労だと言われていますし、そこに人材のリソースを割いたりしていましたが、SaaSは顧客の利用環境を気にすることなく、バージョンアップを行うことができるので、メンテナンスや開発が効率化します

※いろんな本にもこのように書いていますが、現実は少し違うと感じていて、SaaSは利用者全てを管理する責任を持ちますし、利用者が離脱しやすいため、CS(カスタマーサクセス)やSRE 要するにSaaS運用開発者を配置する必要があるのです。

新規顧客の獲得

従来のソフトウェアは導入時の初期コストが大きなネックとなっていました。

そのため、ある程度設備に投資できる体力がある企業がターゲットになっていましたが、SaaSビジネスはサブスク型です。

必要なものを必要な分だけ、いわゆるジャストインタイム型となっている為、資金に余裕がなくてもサブスク型であれば、利用することができる。

結果として、ターゲットが増えて、新規顧客の開拓が実現するということですね。

安定したビジネスモデル(ストック型ビジネス)

従来のソフトウェアサービスは販売して終わり、といったフロー型のビジネスモデルになり、売り上げは大きいのですが、月の売り上げが営業成績によって大きく変動すると、

その点ストックビジネスは顧客が上積みされていく為、右肩上がりに成長していきやすいし、売り上げの予測が立てやすい。

このようなメリットがあります。

SaaSとは何か まとめ

SaaSとはサブスク型で利用できて、ネット環境があればどこでもサービスを利用できるサービスこのように捉えても問題はないかと思います。

SaaSの強みは拡張性があること、つまり利用者が増えたら売り上げを増やし続けることができるということです。

いかがでしょうか。

実際現場に入っていく中で、SaaSは儲かるしやった方がいい!と思いますし、私も実際そう思っていました。

今は書籍でも all for saasやthe modelなど、SaaSのバイブルとなる本が日本語でも読むことができるので、情報を入れることができますが、ですが実際現場の声を聞くと、思ったより収益が出ない、売れない、機能の管理に時間がかかっているなど、多数のトラブルが発生していることも事実です。

SaaSは従来のソフトウェアと違い、営業・技術者・運用者 この連携が本当に力を合わせないと、無駄な機能を作ってその利用者のために管理しないとけなかったり、営業が現場を知らず金額をバラバラに取ってしまって、請求やマルチテナント特有の課題にぶつかっています。

そうするとSaaS本来の拡張性いわゆる、スケールメリットを十分に享受することができないです。

次回はSaaS運用の難しさをビジネス視点でアウトプットします。

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